● 5月13日：1日目は夕方成田を出発し北京の亜視金朗ホテルに宿泊です。

● 5月14日：２日目は飛行機組みと列車組に分かれて太原に向かいます。飛行機組は十三陵と万里の長城にのぼり、夕食後太原に飛行機で移動､列車組のほうが先に着いていて、そのまま愉園ホテルに1泊。

● 5月15日：翌３日目、世界遺産である平遥古城へ。5万人の人が生活をしていた町の周りを城壁で囲む広大さ。現在は住んでいる人も修復後は、住めなくなるそうです。午後、大金持ちの旧家喬家大院を見学､祖先はおからを売ることから商売を広げましたが､蒋介石について､台湾に逃げたので、そのまま開放して見学が出来ます。

バスで､晋祠（チンツー）に到着、紀元前11世紀、晋国の始祖となった唐叔虞（トウシュクグ）を祭っている。その母、邑姜（ユウキョウ）を祭る聖母殿は当時の形や構造を残している。大門から入って広い境内にはさまざまな建造物があり晋祠の塑像は中国美術史上､代表的なものであり、栗老師は､子供のころこの庭内を武術の練習場として走り回ったそうです。夕食は栗老師ご両親､ご兄弟との交流で､盛り上がったテーブルや､おいしいお酒を思いっきり飲めずに悔しがったテーブルなど､楽しい1日でした。

● 5月16日：4日目、メンバーの一人が急に熱が出て、栗老師宅で静養することになりました。太原を後にして、五台山に向かいます。五台山は山西省北東部に海抜3,000mの5つの高峰に5世紀以来寺院が建立され、現存する寺院は１２２ヶ所、日本、インド、ネパール、インドネシアなどにもその名の聞こえた仏教の総本山です。そのなかの台懐鎮内にある台懐寺､顕通寺,塔院寺,菩薩頂、万仏閣を拝観、顕通寺（シエントンスー）は、青銅で作られた建物で、内部の壁面は千仏で埋め尽くされています。
塔院寺（ターユアンスー）は50mの高さの白塔があり2万冊の経本が収められています。菩薩頂（プーサーテイン）は五台山中央の霊鷲峰の頂にある寺です。108段の階段を本当は下から上らなくてはいけないのに我々はバスで上がり歩いて降りてきました。かなり急な階段なので年寄りには、助かりました。
五台山山頂のホテルに宿泊。寒い、寒い、電熱器を一晩中つけその明かりで眠れない。

● 5月17日： 5日目五台山から一路大同へ。大同は山西省第2の都市で良質の石炭を産出し巨大な炭鉱と文化遺産が向かい合って同居している都市です。バスに２時間乗り、懸空寺（シュエンコンスー）へ。中国五岳の一つ恒山（ヘンシャン）の麓に立つ北魏の末期に創建された古刹。高度高原を越え山中に入ると鳥も通わぬ断崖絶壁にしがみつくようにして立っている寺。
断崖に穴を穿って梁木を差込み、それを基礎にして桟道でつながった４０軒の楼閣が造られている。仏教と道教の諸仏神仙が混在して祭られている、見事な建造物です。昼食後2時間のバスに揺られ雲崗石窟に向かいました。

雲崗石窟は武周河の北岸岸壁に東西１ｋmにわたって彫られた雄大な石窟群。全部で､53石窟あり､拝観できたのは第１から第６の完全に近い状態で保存された石窟です。高さ2センチから17メートルの大仏まで5万1千尊にも及ぶ岩石の彫刻は息をのむほど素晴らしい彫刻です。
夕食後寝台車に揺られ北京へ。

● 5月18日：６日目北京です。故宮､景山へ、行く人あり､バスに残り木陰で休む人ありといろいろ。昼食後亜視金朗ホテルに戻り、買い物する人休む人、夕食は北京ダックです。そして雑技鑑賞。

● 5月19日：７日目，７時にホテル出発です。９時４０分北京空港出発，一路成田へ、無事帰りました。今回は中国の広大さを思いっきり知らされました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ﾚﾎﾟｰﾄ：若松）