最新中国太極拳風景

最新中国気功太極拳風景

紫丹太極研究会の主宰閻洪亮老師、専任講師栗小平老師が中国へ一時帰省されたり、当会メンバーが渡航した際に、見た最新の中国の気功太極拳を写真画像でご紹介します。

２００８年北京オリンピック間近な北京の様子 (Jan.2008)

2008年の8月8日から8月24日までの期間、中華人民共和国の首都北京を主な会場として開催予定の第29回夏季オリンピックが開催されます。アジアで夏季オリンピックが開催されるのは1988年の韓国・ソウル大会以来、20年ぶり（5大会ぶり）3回目。中華人民共和国では初開催とのことで、国の威信をかけて急ピッチで会場準備に追われているようです。そんな中でも、北京市民の皆さんは公園で、いつもと変わりなく気功太極拳を楽しんでいます。
オリンピックメイン会場（愛称：鳥の巣、左側の聖火台と共に建設中です）	国家遊泳館（愛称：水立方）と国家体育館（奥側）

朝の天壇公園での気功、太極拳を楽しむ人々	樹木周りの円形の溝、八卦掌の歩法練習の跡でしょう？

杭州　朝の西湖（シーフー）と黄龍洞 (Aug.2007)

2007年8月1日～8日の予定で第5回浙江国際伝統武術競技大会へ参加するため、杭州市に滞在しました。観光地でも風光明媚な西湖（シーフー）や、道教寺院　黄龍洞の様子です。
朝の西湖の舟付き場	西湖は蓮で有名、蓮の実は大変おいしいのです
西湖で朝日に向かって気功を行う美女	道で筆を使い、水の書です

鳥の凧を飛ばす人、鳥そっくりです

朝の気功、太極拳は素晴しい

私もトライ

黄龍洞は元々「護国仁王院」、又の名を「無門洞」といった。南宋の淳祐年間、江西黄龍山の和尚が寺の建設をしてまわった際、地を揺るがせる音と共に黄龍が飛来し、山岩の一箇所が龍の嘴のように裂け、そこから清らかな泉が湧き出たという。道教寺院。地方劇―越劇を演じていました。

蘇州、杭州での気功太極拳 (March.2003)

SARS肺炎の情報の飛び交う中での中国旅行となりましたが、蘇州のホテル凱来大飯店の前の公園では、いつもと変わりない穏やかな様子で、太極拳を楽しむ人々がいます。旅行のメンバーも加わって、朝の太極拳を楽しみました。

杭州では栗小平老師の北京体育大学時代の同級生で、現在陳経倫体育専門学校で女子に武術指導をされている、彭麗麗先生にお会いし、実際に学生への指導を見せて頂きました。
陳経倫体育専門学校女子学生の42式太極拳練習	彭麗麗先生（右）とご一緒に

太原(タイユワン) での気功太極拳 (August.1999)

	太原(タイユワン)は、紫丹太極研究会の専任コーチである栗小平老師の出身地です。その太原について簡単に紹介します。太原(タイユワン)は、中華人民共和国山西(シャンシー)省中央部にある省都です。汾(フェン：ふん)河の中流にあり、太原盆地が南に広がっています。面積は6788km2。人口は271万人(1993年)。西山炭鉱や鉄鉱石の産地をひかえた太原は、鉄鋼と兵器工業から発展した都市です。現在は機械・採炭・化学原料・化学肥料などの重化学工業が発達する総合工業都市となっています。特産品は酢。5つの鉄道、6つの幹線道路がこの地で交差しています。
市内には春秋時代の晋国の始祖をまつる晋祠、道教遺跡の竜山石窟があり、周辺には中国の仏教聖地のひとつ、五台(ウータイ)山など多くの名勝旧跡があります。太原は日中戦争では日本軍と八路軍との激戦地となったとろでもあります。91年にハイテク産業開発区が設置され、92年には沿海開放都市と同等の政策が適用され、現在多くの外資系企業が進出していて、姫路市と友好関係にあります。

太原の中心にある迎澤公園では、人々が集まって太極剣、太極拳（陳式）、猿棍の練習をしています。

太極拳の他に扇の舞いを練習するグループ、若い人達は社交ダンスをしている人々もいるそうです。

栗小平老師は幼少の頃、武術の練習のため、この迎澤公園にある回廊を走ってトレーニングされていたそうです。下の写真がその回廊です。栗小平老師は、山西省は多くの著名な武術家を輩出しているが、最近はなかなか優秀な新人が育たないとお話されていました。帰郷された際に、山西省出身の武術家の老師の方々がお集まりになったそうです。さすがにすごい方々ですね。アジア大会の総合チャンピオンもいらしゃいます。写真左上より兪燿文老師張軍平老師文喜太老師（閻洪亮老師）馬威老師原文慶老師写真左下より王愛珍老師（栗小平老師）王東蓮老師李莉老師

※写真は、栗小平老師の御了解を得て、掲載しております。

北京天壇公園での気功太極拳 (May.1999)

	北京にある歴代皇帝が五穀豊穣を祈った場所として有名な天壇公園。その公園内にある祈念殿。高さ38メートル、直径30メートルの円形の殿閣は、三層になった瑠璃瓦の屋根が美しく印象的、釘を一本も使わずに建てられて木造建築です。内部には内側から天を支える四本の柱、ついで12本の柱、外壁は24本の柱で支えられています。天壇公園は北京市民の憩いの場であり、天壇公園では人々が気功太極拳を楽しんでいます。

老師は、「太極拳自体の動作レベルは私達、紫丹太極研究会の会員の方が、高いくらいであるが、練習している人々には『生』があり、それを強く感じる。」おっしゃってました。気功太極拳の練習はグループ毎にリーダーとなる人がいて、その方を中心として、まとまって練習しているとのことです。お話を聞いて、日本のラジオ体操に近い状態なのかなという印象を受けました。最近は、字を床面にしたためる人々もいるようです。意識を集中して書すところから気功に通ずるところがあるように感じます。それにしても達筆ですな！

ホームへ戻る